現在、新型コロナウイルスの影響で、日本語教師の仕事が大変厳しい状況になっています。
私も、大学の日本語別科で仕事をしていた3年間の間にコロナの影響を受け、急遽ZOOM授業に切り替わりました。

留学生も入国が難しくなっている今、日本語学校の在り方も変わりつつあります。

そこで、必要とされるのがオンライン日本語教師
以前から、海外の会社のオンライン日本語教師の求人は結構ありました。

これから、ゆっくりと自分のペースで自宅で仕事をしたいと思っている人にはぴったりの仕事です!

オンライン日本語教師とは?

文字通りオンラインで日本語を教える仕事です。

ZOOM、Skype、Teamsなどを使って、ウェブカメラを使って教えます。

パソコンとネット環境があればどこでもできる仕事です。

オンライン日本語の授業をしているスクールの種類

オンライン日本語教師と言ってもその形態はさまざまです。

まず、日本の会社、海外の会社があります。日本の会社の場合も、会社と契約して日本在住のビジネスマンなどに日本語をレベルアップするための日本語の授業、海外在住の人たちを相手におこなう日本語の授業などがあります。

海外の会社は、アメリカ、中国、台湾、韓国などさまざまな国がオンラインレッスンをおこなっています。

オンライン日本語教師になるには資格が必要か?

これは、必要な場合と必要ではない場合があります
求人に、主に日本語学校の求人に記載されているような、①日本語教育能力検定試験に合格、②日本語教師養成課程420時間修了+学士資格、③大学・大学院で日本語教育専攻または副専攻と書かれている場合は、資格が必須です。

この資格が必要ない場合は、主に簡単な会話の授業を行いますので、やる気をもって楽しく教えることが出来る人材が求められています。しかし、資格はなくてももし仕事を始めるのであれば、ある程度の日本語教育に関する勉強をしておいたほうが、授業はやり易くなると思います。

授業スタイルは?

1. 固定制と自由に自分の好きな時間に授業日を決められる2つがあります。

・固定制の場合は、週何回、曜日、時間など毎週同じ相手に教える
・自由な場合は、レッスンできる時間を知らせておいて、学生がそこにレッスンを申請する

固定制は必ずその日はレッスンをしないといけませんが、給料も必ず入ってくる。自由にレッスンを決める場合は、受講者がいなければ、レッスン料は発生しません。ある程度、お給料が欲しい場合は、固定制で授業を持つのが良いし、お小遣い程度にのんびり楽しみながらレッスンしたいのであれば、自由にレッスン日を選べる方いいです。

レッスンは、グループレッスンとマンツーマンレッスンがありますが、1対1のマンツーマンレッスンが多いです。

中国や台湾のオンラインレッスンでは、25分授業の所が多く、レッスン形態も1対1が主流です。

お給料はどのくらい?

相場は、60分1,000円~1,500円くらいですが、最近はコロナで対面授業が出来ないため、日本語学校と同じスキルが必要な日本語教師の場合、60分2,000円~3,000円位のところもあります。

オンライン日本語教師を募集している会社

オンライン日本語教師の求人は日々動いています。常にチェックするのがいいです。
オンライン日本語教師 求人」で検索するとたくさん出て来ます。条件もさまざまですので、じっくり読んで自分に合ったところに応募しましょう。

一部ご紹介します。

1. Preply
https://preply.com/ja/

アメリカに拠点を置くオンライン教育をおこなっている会社です。さまざまな言語のレッスンをおこなっています。

2. itaki(アイトーキ)
https://www.italki.com/?hl=ja

こちらも、さまざまな言語のレッスンをおこなっています。
プロの講師とコミュニティチューターの2種類があり、チューターの場合資格は必要ありません。

3. 小欣日本語
http://www.shinclass.com.tw/

台湾の会社です。現在募集しているかは未定です。

4. Jellyfish
https://jellyfish-g.co.jp/service/education/

講師登録しています。何回か授業を持ちましたが、日中の時間帯が多いです。
新しく色々な形式の授業を展開している会社です。
東京にある日本の会社です。カリキュラム等すごくしっかりしています。
日本企業に勤める外国人と、フィリピンに住む生徒さんとその他の国の生徒もいます。
時々、求人が出ています。

5. 巨匠
https://www.abconline.com.tw/2017/Global_site/Default_jp.aspx

台湾の会社です。現在募集しているかは未定です。
2年ほど前に応募して合格しましたが、こちらの事情で辞退しました。
中国語は出来なくてもOKでした。模擬授業は結構つっこまれました。
授業は固定制です。

6. 早道ネットスクール(中国大連)
https://ibeipu.com/teacherEnroll/index.html#/teacherIndex

中国台連に会社があります。
私は3年ほどここでオンライン教師をしました。
一応、条件に資格を書いていますが、資格がない講師もいらっしゃいました。やる気があればOKでしたが、今は資格が必要かもしれませんので、確認してくださいね。
主に会話のみを担当しますので、明るく、楽しく授業ができることが望ましいです。
自由に自分の好きな時間をネット上で知らせておいて、生徒が申し込む形です。
生徒が授業を気に入ってくれれば、いつも申し込んでくれます。
前日の12時が申し込み締め切りで、翌日の朝、レッスンが入っている場合連絡がきます。
お給料は、ペイパルで支払われ、だいたい時給1000円くらいでした。
授業は通常25分で、専用のプログラムにログインすると、パワポの教材が上がっているので、特にこちらが準備するものはありません。
終了後、コメントを書いて終了です。

中国語は特に求められませんが、出来る方は結構いらっしゃいました。
まだ、日本語を始めて間もない人のレッスンをしたときは結構苦労しました。

一応、講師紹介のところに中国語ができないことは書くことができます。

7. ジャパンオンラインスクール
https://www.jegsi.com/job-offer/on52499860

まだ新しい会社です。海外の会社に営業をかけているのでこれから生徒がたくさん増えるそうです。
そのため、講師を常に募集していますが、自分の自由な時間に生徒が申請する形なので、人気のある先生は授業が多くなります。
私も応募し、レッスンを始めるところまで進めていましたが、本業が忙しくなり止まっています。

まとめ

ひとくちにオンライン日本語教師といっても、教える相手、形態、給料などさまざまです。
もし、将来的に自宅でやってみたいなと思う方は、未経験の場合は、チューターやボランティアから始めるのもいいかもしれません。

海外の人に言語を教えるのは、とっても楽しいです

私は、もう10年以上前、まだオンラインレッスンがあまりなかったころに、「10分日本語」をいうのを電話でしていたことがあります。韓国の会社で、会社から送られてきたIP電話で10分間だけ日本語を教えるというものでした。
今から考えるととっても旧式なような気がします。顔も見えない人に教えるので苦労もありましたが、学生さん、社会人の方、レベルもさまざまで、楽しかったです。

オンライン日本語教師に興味を持たれた方がいらっしゃったら、ぜひ挑戦してみてください。
50歳からでも、60歳からでも、十分できるお仕事です!

私はいつも、こんな感じでお仕事をしています! 画面が2つ見えるのは、ノートパソコンとディスプレイをつないでいます。
これ、本当に便利です。上のディスプレイに参考のネットの情報を出しておいて、下のノートパソコンでWord入力など、仕事の時間短縮ができます。もちろん、ZOOMの授業もやり易いです。
お家に余っているディスプレイがあったら繋いでみてください。お店の人にノートパソコンの「メーカーと型番」を言って「ディスプレイと繋ぐコードはどれですか?」と聞けば教えてもらえます。(外部ディスプレイ用の接続端子は、主にVGAやHDMIです)
画面の設定が必要ですが、ネットで検索すると丁寧に書いているサイトがたくさんあります。