「公認日本語講師」がどうなるか、が曖昧なまま、現在留学生がどんどん入ってきて、どの日本語学校も日本語講師が足りない状況になっています。

この3年、コロナの影響を受け、日本語学校は苦しい状況が続いていました。
日本語講師も待機状態になったり、辞めたり、また、あきらめて他の職種に変わった方も少なからずいらっしゃいます。

ようやく、留学生が入ってこれるようになり、日本語学校の学生も急激に増え、日本語講師の争奪戦になっています。

日本語講師といっても、働く場はいろいろあります。

日本語学校は、大学内にある別科(日本語別科や留学生別科などの名称)と日本語教育機関を指します。
一般的には、日本語能力試験のN5レベル以上のレベルが必要とされています。
しかし、実際の現場では、ひらがなを読むことも難しい学生もいたりします。
就業年数は1~2年ですが、卒業後はまだ就職できるレベルではありません。
大学に入学、編入したり、専門学校へ進学する学生がほとんどです。

ですので、大学や専門学校でも日本語を教える仕事があります。
ビジネス日本語やN2、N1対策の授業などです。

コロナの影響で日本語学校での仕事が激減しました。
そこで、私は観光系の専門学校の求人を探して、今は2校で働いています。

日本語学校での仕事、再び始めました!

日本語に来たばかりの留学生は、やる気もあり、授業をしていても楽しいです!
今回は、自宅から近い日本語学校の講師募集を見つけ、週1クラスではありますが、日本語学校での仕事を再開しました。

学生は、ネパール、ベトナムが中心です。
私の行っている学校でも、学生数が増え続け、まだ講師は足りない状況です。
新人の先生も積極的に採用されています。

日本語を教えることに、楽しさとやりがいを感じるなら今がチャンス!

日本語講師になりたいと思っている人は、年々増加しています。
養成講座に通われた方は、日本語講師がどんなふうに授業をするか、準備はどうするかなど、ある程度理解できると思います。

講師の中でも、日本語講師の時給は安いです。経験がない場合は、1500円~1800円くらいが多いです。
そして、授業準備には、授業時間の3倍はかかると言われています。
そうなると、実際の時給はとっても安くなります。

日本語を教えることに、楽しさ・やりがいを感じるならば、授業をこなすことで、準備の時間はだんだん短くなり、教えることも楽になってきます。

続けること!これが一番大切だと思います。

私は、大学の日本語別科で3年働きましたが、週に5クラス担当していた時期があります。
そこで、初級のテキストはほぼ一度は担当することになり、中級や、N2、N1の対策授業も経験できました。
とても大変な毎日でしたが、その時の経験があるからこそ今があると思っています。

日本語講師が国家資格になる?

日本語講師が国家資格になるという動きがあります。
これも、数年前から話が出ていますが、まだまだ確定していない現実があります。

しかしながら、留学生を積極的に受け入れている今、日本語講師の未来は少し明るくなってきたのではないでしょうか。

日本語学校、大学、専門学校、オンライン授業、社会人対象、技能実習生、海外での日本語講師などなど、活躍の場はたくさんあります。年を取ってもできる仕事だと思います。

日本語講師に憧れていらっしゃる方がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてください。